解説書のオリジナリティ

あるお客様のメルマガにライターとして関わって、

電気設備や環境エネルギーに関する記事を

(素人なので毎回調べながら)書いているんですが、

この分野は本当に震災前と震災後では

状況も価値観も激しく一変しているので、

資料として本を買う時は必ず奥付を見ることにしています。

 

だって本当にそれだと情報が陳腐化していて

使い物にならないんだもん。

 

ということは、出版済みの本の売れ行きも

震災を境に超激減している分野が多々あるだろうな・・・

と容易に予測がつきます。

 

そんな中で、震災前とわかっていても

(店先で中を読んで現状にはあまり合っていないとわかっていても)

魅力に感じて買ってしまう本もあります。

 

やっぱりそれは、著者の姿勢だったり

本そのもののコンセプトだったり、

結局オリジナリティなんだよね。

 

総まとめ的な技術や用語の解説ではなく、

ビジネスや生活者の目線を意識して書かれたこの本は、

わかりやすかったし勉強になりました。

 

「ああ、そういうことなのね」と

方向性やキーワードがわかれば、

最新情報はそこからネット検索で何とかなるもん。

 

二人いる著者のひとりは「文系サイエンスライター」

(科学のおもしろさを専門外の人に伝える・・・)だって。

なるほどね~。非常に共感、そして納得。

確かに専門外の私は、引っかかりました(笑)

 

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編集長が語るスマートグリッド産業のすべて!
甕(もたい)秀樹/宇津木聡史

株式会社シーエムシー出版