出られる人は前に出て。


昨日は高校さんの進路講演でした。
タイトルは「面接対策講座」、対象は2学年の皆さんです。

初めての面接対策講座ということで、受け答えの中身よりも、

姿勢や態度などを中心に説明しながら、

全員に前に出てご挨拶をするワークをやってもらいました。

それを動画に撮ってその場で再生、自分たちの動きをチェックしてもらいます。

 

 

「よろしくお願いします」の掛け声は、皆さんの主体性に任せてみました。
するとやっぱり皆さん、最初のうちは、ちょっとモジモジという感じかな。
でも今の段階ではそんな風ですよね。

 

 

どの高校さんに伺っても感じますが、

高校生って全体的に、前に出ることをよしとしない文化なんですよね。

全体の中で自分だけに焦点が当たったり、
前に出た結果として、その後に自分が享受する他人からの評価に自信がないし、
妙なことになったら嫌だな、という無意識の不安や恐れも強いはずです。

 

 

ですが実は、全員がそうだというわけではないと思うんですよね。
なかには「本当はそうしたいんだけど」または「目立つことが好きなんだけど」
同級生たちからの冷ややかな視線や突っ込みが気になって、
なかなか行動に踏み切れない人もいらっしゃると思うんです。

 

 

でも、仕事の現場は自ら前に出る人を好意的に評価する側面があります。

もちろん、勘違い君では困りますが、それでも若い人には若さを求めるのが現場です。

 

 

だから、「やってもいいけど、ちょっとね」と思っているなら、
ぜひ今から、「前に出る」行動を練習してほしいと思っています。

要するにイケる人はどんどんイッて欲しいわけ。

 

 

昨日は、後のグループになればなるほど元気が出てきて、
自分から掛け声を出してくれる生徒さんも現れました。
あとで先生に伺うと、野球部など運動部の皆さんだそうです。

 

 

そうね、運動部の皆さんは大きな声で元気にご挨拶したり、

試合前と後の礼儀など、確かに経験のない方よりは、

そういったけじめのご挨拶には慣れているかもしれません。

就職に運動部が有利、というのはそういう点もあるのでしょうね。

 

 

ですが、文化部や帰宅部の皆さんも、そこで後ろ向きになってはいけません。

元気な声を出せる方は、少し元気を出してみましょう。
姿勢が大事とわかった方は、自宅の食器棚のガラスなどに自分を映して、
姿勢をチェックしてみましょう。

 

 

人は無理と思えば無理だし、できると思えばできるのです。
また、「そうなりたい」と思えば、たいてい誰でも近づきます。

心にフィルターをかけずに、「これがいい」と言われたことは、
(誰が言っていることでも)一度は自分でやってみて、
「これならできる」「できそう」と思うことから、
少しずつ自分を変えていけばいいと思います。

 

 

今回は常磐道を初めて通りました。

 

 

常磐道では一部の区間で帰還困難地域を通過しますが、

その地区に近づくと線量計の電光掲示板の

数値が上がっていくことを目の当たりにして、

今さらのように「終わっていない震災」を痛感しました。

 

 

そんな状況を跳ね返していわきの高校生には

ぜひとも頑張ってほしいです。

 

 

 

 

 

 

面接対策講座 (45分×2 休憩10分)

・面接ってどんな感じ?

・面接担当者の本音?

・相手の判断(第一印象)は目と耳で

・面接では何を聞かれるの?

・面接官はこんなところを見ている

・一般的な面接の流れ

・面接を受けるポイント

・礼儀正しいお辞儀

・明確な反応と動きのメリハリ

・受け答えのコツ

・「あなたらしさ」とは?

・自分と環境を好きになろう