タフで柔軟な女性コーチ達

今日は代表幹事を務める日本コーチ協会東北チャプターの定例勉強会でした。
日本コーチ協会東北チャプターは日本コーチ協会の下部団体として

コーチの先輩達が2004年に設立した任意団体で、
コーチングが好きな人なら誰も入れる会ですが、
私は2011年からその代表幹事を務めています。

 

今回の講師は先輩コーチの井形賢司さんで、
テーマは「ケンさんのお気軽コーチング講座 ~傾聴と承認~ 」でした。

 

 

東北チャプターの定例勉強会はコーチングの応用編や周辺スキルを扱うものが多いのですが、
コーチングを学んだことがない会員さんや一般の方に向けて、
毎年、年度の始めに基本講座を行っており、井形コーチは今回で3年目の講師です。

 

 

今回感じたのは、女性コーチ達ってタフで柔軟だなぁ~ということ。

 

 

勉強会はいつも、プロコーチ(勉強中の方も含む)と一般の方が半々ぐらいなのですが、
今回の講座では、「妻と夫の会話事例」についてグループで考察するワークがあり、
新聞に目を通したままで一生懸命話しかけている妻の話に真摯に耳を傾けない会話例が配られ、
それについて「男性のと女性の”会話の目的の差”」について話し合う時間がありました。

 

 

でもね、私、その会話のサンプルを見たときに、思ったんですよ。
「この奥さん、夫への働きかけが下手くそだなぁ・・・」って(笑)
レストランに美味しいハンバーグを食べに行きたいなら、
もっと方法はあるんじゃないかなぁなどと思ったし、
ビジネス的に考えるなら、この言い方は回りくどくてちょっと面倒臭いな、とかね。

 

 

ですが、このワークはそういう主旨で提供されている課題ではないので、
話し合いでは「講師の主旨に沿った”よい子の回答”」をするべき?と思いましたが、
各グループの発表を聞いてみると、意外にも、女性コーチがいるグループからは、
「夫にも妻にも、両方改善点がある」と言った意見が出され、
他の女性コーチ達も、妻の話しかけ方や会話の中身に感じるところがあったようでした。

 

たとえば、「今、ちょっといい?」と尋ねてから話すとか、
もう少しストレートでもいいとか、この際甘えてみるのも方法とか、

なんだか私にはそちらのほうが、興味深く、面白かったです。
(井形さん、ごめんなさい^^)

 

 

これを「女の敵は女」と片づけることもできないわけではありませんが(汗)、

それよりも、普段からコーチとして、
相手からの意見や意思決定を引き出す作業をしている女性達は、

どうすれば相手とうまくコミュニケーションを取れるか?を、
日々、真剣に考えて実践しているわけですから、

そこに工夫や戦略がない点を敏感に感じたのかもしれませんね。

 

 

講師の井形さんが、あとでちらりと言いました。

「これだから、プロコーチも参加する勉強会は嫌なんだよ(笑)」

 

 

えっ、私達ってそんなに怖いかしら???^^

そんなことはありませんよ。

みんな、思いやりがあって優しくて柔軟で、でもタフなだけ。

真正面から相手と向き合って、目標達成や課題解決をサポートする、
コーチと言う仕事は、やっぱりタフじゃないと務まりませんものね(笑)

 

 

終了後の懇親会で、今回の勉強会の話題から派生して、
私の持ちネタである「悪女のコーチング講座」へのリクエストをいただいたので、

自分が講師を担当する予定の、7月の定例勉強会でやってみようかな?と思いました。